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平成21年11月28日。この曇りの朝、7カ国から集まった17名の遍路がことでん屋島駅から屋島の赤く紅葉しているふもとに向かっていった。頂上にある屋島寺に着き、本堂と大師堂で参拝をしてから、周りの自然をゆっくり満喫しながら、かわらけ投げに挑戦してみた。
北風の 谷に向かいて かわら投げ
獅子の霊巌で、涼しい風を肌で感じ、穏やかな瀬戸内海を見ながら、俳句などを静かに読んだ。
紅葉や 屋島の上で 句詠みけり
屋島から下りる前に、赤い葉が一斉にそよ風に揺れている一本木のもみじを発見した。芯の上に踊っている炎のようであった。
一本の 燃ゆる紅葉や 屋島道
屋島の頂上から、五剣山の中腹まで歩き、八栗寺の本堂に到着した。お寺の副住職に暖かい話と温かい甘酒のお接待をいただいた。
甘酒の もてなし受ける 秋遍路
八栗寺から下りているところ、見上げると五剣山のきれいな山肌がはっきり見えた。
山粧ふ 空に聳ゆる 五剣山
(2009年11月28日)
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